医療法人博愛会 牧港中央病院
TEL:098-877-0575

国際医療センター

ご挨拶

 外国人患者さんへの診療体制は2009年にスタートし、2019年1月には“国際医療センター”を院内に設置しました。国際連携部には医療通訳として英語、中国語堪能なスタッフを配置しています。我々の専門である循環器疾患をもつ在沖縄米軍人、軍属家族、退役軍人の診療に加えて海外からの旅行透析も積極的に行っています。特に米軍病院から心筋梗塞、狭心症、弁膜症、動脈瘤、閉塞性末梢血管疾患、不整脈の患者さんが紹介されてきます。それぞれの疾患は当院にて診断・治療が完結されます。また退役軍人の検診検査(心電図、心エコー、肺機能、血液検査、骨レントゲンなど)も積極的に受け入れています。循環器疾患以外の肺疾患、消化器疾患など、より専門的な治療の必要な場合は、近隣の総合病院と連携し、紹介していきます。グラフは2016年から2020年までの外国人外来受診患者数の推移です。2020年は新型コロナウィルス感染症の影響で1277人と多少減少しています。特に台湾からの旅行透析の患者さんは減少しました。
 今年は新型コロナウィルス感染症の影響で、海外からの沖縄への観光客数は皆無ですが、国際医療センターの今後の展開を検討してみました。
1)沖縄県に住んでいる中国人がよく利用する“WeChat(SNS)”を開設する。
2)人間ドック開設;外国(米国)の保険会社と連携し、人間ドックを保険適応となるように検討していく。
3)外国人向けに病院ホームページを充実していく

 今後も国際医療センターが、言語、文化の違う外国人に対して、より良い、安心な医療を実践できるように努めていきたいと思います。

理事長 洲鎌 盛一 

※旅行透析延患者数:2017年1人、2018年4人、2019年52人、2020年4人。2016年のデータがありません。
※2019年から日本公的保険に加入している外国人患者も統計しています。
※VES:米軍退役軍人の検診

診療科

  • 循環器内科(虚血性心疾患、不整脈、ペースメーカー)
  • 心臓・第血管・末梢血管外科 下肢静脈瘤
  • 腎臓内科
  • 一般内科
  • 糖尿病
  • 消化器内科
  • 呼吸器科
  • その他:人間ドック、心臓ドック、血管ドック

受付は各科とも予約制。(初診は予約不可)
循環器疾患の救急受け入れはいつでも可能

センター事務局 構成メンバー

医師:理事長 洲鎌 盛一
看護部:看護部長 外間 貴子
設備、業務調整:事務長 嘉陽 宗貴
国際連携部:知念 龍 キエット(英語、中国語 通訳)
      新垣 直子(英語 通訳)
      友利 将悟(英語 通訳)

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